マダラウミフクロウ Euselenops luniceps (Cuvier, 1816)

マダラウミフクロウ Euselenops luniceps

Location
インドネシア>コモド>トルペード・アレイ
Date
2014/09/08
Size
120mm
Depth
15.0m
Water temperature
26.5℃

特徴

体長 50〜110 mm に達する中型のフシエラガイ類。体は背腹に扁平で広く丸みを帯び、頭部前方に三日月状に張り出した大きな口幕をもつ。口幕の前縁には感覚突起 (papillae) が密に並び、餌の探知に用いる。体地色は茶褐色〜灰褐色で、全身に黒色の不定形な斑紋が散らばる。触角は基部が半透明の白色、中ほどに黒色の色帯があり、先端は白色となる。腹足外套膜より大きく、外套膜の後方は細長く突出して水管を成す。外套膜の右側に小さく退縮した内在性の貝殻をもつ。

分布

インド-西太平洋の熱帯〜暖温帯に広く分布する。アフリカ東岸 (タンザニア、モザンビーク、南アフリカ) からインドネシア、フィリピン、オーストラリア、パプアニューギニア、日本、ハワイ諸島まで記録される。

種小名の由来

ラテン語の luna (月) と -ceps (頭部) を合わせた語で、半円形に張り出した口幕の形を月になぞらえたもの。

補足

夜行性で、日中は砂地に潜って身を隠す。夜間に砂底を這って餌を探し、刺激を受けると体を波打たせて短く遊泳する。口幕の感覚突起を砂面に当てて、砂中の小型甲殻類や動物質を探知して捕食すると考えられている。雌雄同体で、交尾の際は相互に雄役と雌役を担う。失った組織を数日で再生する能力も観察されている。原記載Pleurobranchus luniceps として発表され、その後 Euselenops 属に移された。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Euselenops luniceps の解説・写真が掲載されています。

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