コナツメガイ Bulla orientalis Habe, 1950

コナツメガイ Bulla orientalis

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>シデム
Date
2017/03/10
Size
12mm
Depth
2.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

薄くて丸みのある卵形の殻を持つ頭楯目の巻貝。殻長は最大で約35mm、通常20〜30mm程度。殻頂は陥没し(巻き込み型)、体層が大きく、殻口は前方に向かって広がる。西太平洋産の個体は殻が薄く細長い形をしており、淡い地色に褐色の斑点が散在し、斑点の周囲はやや黄色みを帯びる。インド洋産は殻が厚く方形に近く、赤褐色に薄い暗色帯が入る。殻口の縁は赤みを帯び、軸唇は白色。生時の体は紫色の細点が散在する。

分布

インド・西太平洋に広く分布する。タイプ産地は台湾・花蓮(Karenkō, Formosa)。日本では琉球列島から記録がある。インド洋では南アフリカ、タンザニア、マダガスカル、セーシェル、モーリシャス、モルディブ、アンダマン諸島、西太平洋ではベトナム、ニューギニア、オーストラリア北東岸、ニューカレドニア、ソロモン諸島、フィジーから知られる。

種小名の由来

ラテン語 orientalis(東方の)に由来する。

補足

和名はコナツメガイ。夜行性で、日中は砂地や枯れたサンゴの間に潜み、夜間に活動する。海草藻場でも見つかる。同属の Bulla vernicosa よりも一般に小型で、生時の体に白色斑点が無いことで区別される。日本産個体はかつて Bulla punctulata と同定されたことがあるが、B. punctulata は東太平洋産の別種で、日本産の本種とは別物である(Malaquias & Reid, 2008)。
References
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