レンゲウミウシ Mexichromis multituberculata (Baba, 1953)

レンゲウミウシ Mexichromis multituberculata

Location
インドネシア>スラウェシ島>レンベ
Date
2012/02/19
Size
25mm
Depth
10.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

体長約20〜50mm。背面は大型の鈍い円錐形の瘤状突起で強く装飾され、その間や鰓腔の周囲には小型の瘤も並ぶ。背面の瘤の先端は紫色を帯び、地色は黄白色から淡黄色、外套膜周縁部は橙色の幅広い帯あるいは橙色や紫色の断続した色帯で囲まれる個体まで色彩変異がある。原記載 (Baba, 1953) の模式個体は地色がクロームイエローで、瘤の先端、触角二次鰓、足の縁、口触手の先端が紫色であった。触角は基部が淡色で先端が紫色、二次鰓も基部が淡色で先端が紫色を帯びる。外套膜後縁の腹側には4個の縁嚢が開口する。

分布

模式産地は和歌山県瀬戸 (紀州)、1個体に基づき記載された。西太平洋に広く分布し、日本、香港、フィリピン、インドネシアから記録されている。

種小名の由来

種小名 multituberculata は「多数の」を意味する multi- と「瘤を持つ」を意味する tuberculata を組み合わせたラテン語で、背面に多数並ぶ瘤状突起に由来する。和名「レンゲウミウシ」は 馬場 1953 の本記載で同時に提唱された。

補足

原記載時は Glossodoris 属に置かれたが、その後 Mexichromis 属 (Bertsch, 1977) に移された。馬場 1953 は本種を Glossodoris nodulosa (Bergh) とは歯舌の型で、G. papulosa (Bergh) とは背面の瘤の大きさと配列で区別されるとした。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Mexichromis multituberculata の解説・写真が掲載されています。

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