タマノミドリガイ Edenttellina limax (Kawaguti & Baba, 1959)

タマノミドリガイ Edenttellina limax

Location
日本>福井>越前>学校下(プール前)
Date
2025/07/12
Size
5mm
Depth
10.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

二枚貝形態をもつ嚢舌類 (Juliidae) の小型種。殻は最大殻長 8 mm、側面視で細長い楕円形、ふくらみが強く後端は丸い。殻頂は殻長の後ろ 3 分の 1 付近にあり、あまり隆起しない。極めて薄く半透明で淡い黄緑色〜黄白色。表面は平滑で細かい成長線に不明瞭な放射状細線が交差する。靱帯はごく淡い灰黄色。左殻頂には小さな螺旋状の原殻があり、ほぼ水平に傾いて右殻の上に張り出す。軟体部は細長い体つきで、頭部に耳状の触角と葉状口触手をもつ。体長は最大で伸展時に約 12 mm。

分布

瀬戸内海 (普通) および富山湾 (日本海、希少)。模式産地は岡山県玉野 (瀬戸内海)。緑藻 Caulerpa okamurai を摂食する。

種小名の由来

種小名 limax はラテン語で「ナメクジ」を意味する一般語彙で、軟体部の外形が細長い体つきであることにちなむ。

補足

原属 TamanovalvaEdenttellinaシノニムとされた。さらに先取権をもつ属名として Berthelinia がより適切とする見方もあり、WoRMS などの現データベースでは Berthelinia limax を accepted name とすることが多い。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Edenttellina limax の解説・写真が掲載されています。

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