ミュヤ・ロンギコルニス Myja longicornis Bergh, 1896

ミュヤ・ロンギコルニス Myja longicornis

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>アグン
Date
2018/01/13
Size
15mm
Depth
16.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

生時の体長 15 mm 前後の細長い小型のミノウミウシ類で、体は半透明。背面の側縁には背側突起の小群が左右各 7 対並び、互いにほぼ等間隔で配置される。前方の 2 群は 3 本ずつ、続く 3 群は 2 本ずつ、最後の 2 群は 1 本のみで、後方ほど数が減る。各突起は細長く、先端側がふくらんで尖るのが特徴。触角口触手はいずれも単純で長く、触角の方が口触手よりも大きい。生時は半透明の体を通して内部の白色生殖巣と緑色の肝管が透けて見え、最前列の背側突起基部右側には茶褐色の斑、最初の口触手基部には赤色斑があり、体側に細い赤線が走る。背側突起内の肝管は緑色で、突起先端の刺胞嚢のあたりは褐色色素で覆われる。

分布

模式産地はインドネシア・アンボン島近海 (Mer des Indes, Amboine)。原記載時点ではアンボン産個体しか知られておらず、ヒドロ虫類 (Pennaria) 上で得られた。インド-西太平洋のヒドロ虫優占環境に分布すると考えられる。

種小名の由来

種小名 longicornis はラテン語 longus「長い」+ cornu「角」の合成で、「長い角をもつ」を意味する。本種の長く目立つ触角と口触手にちなむ命名。

補足

Myja Bergh, 1896 のタイプ種で、属はモノタイプ。属名は古代ギリシャの女流詩人 Myia (Myja) に由来する (原記載で Bergh が「Nom d'une poète grecque」と注記)。原記載は Maurice Bedot と Camille Pictet によるマレー諸島航海 1890 で得られた標本に基づき、Bergh が記載を担当した連作 "Eolidiens d'Amboine" のうちの 1 種。同論文では Learchis indica および Ennoia briareus も新属新種として併載されている。Pennaria 属のヒドロ虫を寄主・餌とする捕食型ミノウミウシ類とみられる。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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