ニイニイミノウミウシ Moridilla brockii Bergh, 1888

ニイニイミノウミウシ Moridilla brockii

Location
日本>東京>伊豆大島>秋の浜
Date
2014/05/01
Size
20mm
Depth
12.0m
Water temperature
16.0℃

特徴

固定個体で体長 24 mm のミノウミウシ類。生時の体地色は乳白色で、背面に朱赤色のまだら模様、背側突起は黒褐色を呈する。背側突起は容易には脱落しない長い円柱-円錐形で、背の前半部では群に集まって斜行列に配置される。触角は後面に低い葉が並び、辺縁は細かい小結節で覆われ、棍棒状を呈する。口触手は強く長い。足は狭く、足角は強く触手状に伸長する。

分布

模式産地はインドネシア・ジャワ島沖の Insel Edam (= Pulau Damar)。原記載時はこの 1 個体のみが知られていた。インド-西太平洋に分布する。

種小名の由来

種小名 brockii は、本種の単一模式標本を採集したドイツの動物学者 Johannes Brock (1858-1908) に記載者 Bergh が献名したもの。Brock は Berlin 大学から派遣されて 1880 年代半ばにインドネシアでウミウシ類など海産無脊椎動物を採集し、その標本群を Bergh に提供した。

補足

本種は新属 Moridilla Bergh, 1888 のタイプ種として同じ論文で記載された。Aeolidiidae 科に属し、サンゴ虫類 (主にイソギンチャク類) を捕食する肉食性ミノウミウシ。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Moridilla brockii の解説・写真が掲載されています。

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