ニシドマリハナガサウミウシ Marionia sp. 1
特徴
体色は乳白色、緑色、褐色、朱色と変異が多い。体表にはイボ状突起が密に並ぶ。このイボ状突起は体側では白色だが、背面では黄色、緑色、褐色と変化に富む。
背面縁には黄色の線が入る。背面縁からは10対ほどの突起が発生する。突起は幾重にも分岐し、先端部分は赤色から赤褐色になる。
口膜先端も分岐し、先端は赤色になる。
触角鞘は赤色で波打つ。その上に花弁状の赤色の褶葉があり触角の先端は白く尖る。
100mmに達する。
分布
日本和名
Marionia rubra (Ruppell & Leuckart, 1831) とされていたが、別種として「高知県大月町西泊海域から記録された後鰓類 補遺」にて提唱された。References
- マリオニア・ルブラ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- マリオニア・ルブラ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2009). ウミウシ.
- ニシドマリハナガサウミウシ(新称), 中野理枝. 2012. 高知県大月町西泊地区から記録された後鰓類 補遺. Kuroshio Biosphere 8. 1-15. +3pls.