シラライロウミウシ Goniobranchus tumuliferus (Collingwood, 1881)

シラライロウミウシ Goniobranchus tumuliferus

Location
日本>静岡>大瀬崎>湾内
Date
2020/12/02
Size
10mm
Depth
10.0m
Water temperature
19.0℃

特徴

体地色は半透明の白色で、背面はごく細かい結節に覆われる。背面には紫色の小斑が散在し、これらは外套膜の腹面側にも及ぶ。外套膜の縁よりやや内側には黄色の帯が走り、白で途切れたり、内縁側が鋸歯状に切れ込んだりする。触角二次鰓は白色。記録されている体長は10〜40mm程度。

分布

西太平洋から南太平洋にかけて広く分布し、香港、タイ、フィリピン、ニューカレドニア、オーストラリア、日本から記録がある。日本では紀伊半島・相模湾・富山湾などで観察されている。

種小名の由来

種小名 tumuliferus はラテン語の tumulus(塚・盛り上がり)と -fer(〜を持つ)からなり、「結節を備えた」の意。背面に細かい結節を密布する点に由来する。原記載では Collingwood 1881 が Chromodoris tumulifera として東アジア海域から記載し、分子系統解析にもとづく改訂で Goniobranchus 属へ移された。

補足

馬場菊太郎が瀬戸(紀伊)・富山湾・相模湾の標本にもとづき記載した Glossodoris shirarae Baba, 1953 は本種の新参異名。和名「シラライロウミウシ」は同論文で提唱されたもので、瀬戸(紀伊)の地名「白良(しらら)」にちなむ。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Goniobranchus tumuliferus の解説・写真が掲載されています。

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