キンゴマイロウミウシ Ardeadoris tomsmithi (Bertsh & Gosliner, 1989)
特徴
体地色は半透明の灰白色。外套膜最外周は黄色で縁取られ、背面中央部は黄土色になる。
背面と腹足には黄色の盛り上がった円班がある。
外套膜周縁は厚みがあり、細かく波打つ。
触角は黄土色で、前後に白色の縦線が入る。前方の縦線は褶葉部のみに入るが、後方の縦線は軸の部分まで到達する。
二次鰓は軸が白色で鰓葉が鉄紺色になる。
35mmに達する。
分布
西太平洋、中部太平洋和名
「奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告」にて提唱された。補足
イロウミウシ Glossodoris 属からアルデアドーリス属に移動された。References
- グロッソドーリス・トムスミスイ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- Ardeadoris tomsmithi, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- キンゴマイロウミウシ(新称), 中野理枝, 朝倉知子, 池田紫, 石川雅教, 今本淳, 岩瀬南美, 西田和記, 堀江諒, 山田久子, 渡井久美. 2017. 奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告. Kuroshio Biosphere 11. 41-60. +5pls.