タテスジイボウミウシ Phyllidiopsis sphingis Brunckhorst, 1993

タテスジイボウミウシ Phyllidiopsis sphingis

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2009/09/28
Size
12mm
Depth
10.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

体長4〜23mmのイボウミウシ。体は楕円形で、背面に青、黒、白の模様をもつ。背面中央に3本の低く白い正中側のうねが並び、両うねは通常肛門で合流せず、肛門は中央のうね上に開口する。外側の2本のうねは触角ポケットを越えて外套膜縁に達し、そこで黒くなる。うね間には黒い帯が走り、正中域には黒帯が "U" 字形を描く。中央域の周囲では多色の青色虹色光が広がる。外套膜縁の周辺では黒い放射線が外側まで伸びる。外套膜縁の幅広い領域は鮮やかな虹色青で、結節は微小で円錐形、正中域に少数現れる。触角はクリーム〜淡黄色で、14〜17枚の葉状板をもつ (13mm以上)。腹側 (外套膜下面) は淡灰色〜白で、黒色の放射線が辺縁にあり、鰓は暗灰色。足はすべてクリーム〜白色。口触手は四角い基部をもち、深い溝を備える。

分布

パプアニューギニア北部 (マダン)、グアム、ハワイから知られる。模式産地はハワイ・オアフ島ププケア (水深12m)。

種小名の由来

原記載 (Brunckhorst, 1993, p.72) の Etymology 段落は次の通り — "The specific epithet is derived from the Sphinx (Sphingis, fern.), a mythical monster at Thebes who posed riddles for people passing by and consumed them if they could not answer." 種小名 sphingis はギリシャ神話のスフィンクス (Sphinx、女性形属格 Sphingis) に由来する。スフィンクスはテーバイで通行人に謎を出し、答えられない者を喰らったとされる伝説の怪物。

補足

本種は 1993 年の Phyllidiidae 改訂 Records of the Australian Museum, Supplement 16: 1-107 で新種記載された。Phyllidiopsis annae も青色をもつが、annae は粒状の青いうねと黒い触角を、本種は虹色青の外套膜縁と淡黄色触角をもつ。P. striata はレモンイエロー触角と白い外套膜縁をもつ点で異なる (p.72)。
References
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