ヒメメリベ Melibe papillosa (de Filippi, 1867)

ヒメメリベ Melibe papillosa

Location
日本>静岡>大瀬崎>湾内
Date
2017/01/13
Size
20mm
Depth
3.0m
Water temperature
15.0℃

特徴

体長 50 mm 程度に達する中型のメリベ類。生体は黄褐色を地色とし、背面と背側突起に褐色および不透明白色の斑紋が散らばり、微小な白色の斑点や腺状の点が分散する。体は半透明で、内臓と基質が体壁を通して透けて見える。体は前後に細長く、左右にやや圧縮され、心臓部の背面が瘤状に盛り上がり、後方は細く尖って終わる。背面と背側突起には細長い乳頭状の突起が多数生え、足は不透明で細く、前縁は丸い。頭巾は大きく円形で縁は切れ込まず、円筒状の触手が 2 列のみ並ぶ (本種の重要識別形質)。内側列が外側列より長い。触角鞘は左右によく離れて生え、後縁に細長い帆状突起をもち、その先端から 1 本の単純で細長い突起が突出する。背側突起は左右に 3〜6 対あり、先端側が扁平でくさび形の縁をもつ。

分布

日本本土・沖縄・インドネシアに分布する。模式産地は日本で、原記載時は de Filippi 1867 によって Jacunia papillosa として記載された。

種小名の由来

種小名 papillosa はラテン語で「乳頭状突起をもつ」を意味し、体表に多数生える細長い突起にちなむ。

補足

和名「ヒメメリベ」のとおり M. viridis (ムカデメリベ) より小型で、頭巾の触手列が 2 列のみであることが本種を M. viridis (2〜5 列) や近縁種から外見的に区別する有用な形質となる。
References
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