ナンヨウウミウシ Marianina rosea (Pruvot-Fol, 1930)

ナンヨウウミウシ Marianina rosea

Location
日本>東京>八丈島>(旧)八重根港
Date
2016/07/13
Size
8mm
Depth
15.0m
Water temperature
26.1℃

特徴

体は非常に小型のトリトニア類。原記載によれば「Duvaucelia Risso のような体型」を呈する。背面の分岐性突起は無く、代わりに小さな水平に開く扁平な葉が 1 対ずつ、共通の柄から左右に分岐して計 4 組、背面の左右に配される。この配置は Duvaucelia の特徴と一致する。生時の体地色はカーマイン薔薇色。両側面の側方突起と頭部のヴェイルの指状突起は計 4 本で、すべて純白。触角鞘の縁も純白。触角先端のやや分岐した部分は淡黄色。

分布

模式産地はニューカレドニア・イル・デ・パンのクト湾。Pruvot-Fol 夫人により 1929 年に採集された個体に基づく。後年インド洋〜西太平洋〜南大西洋から記録され、南アフリカ、マダガスカル、オーストラリア、ニューカレドニア、パプアニューギニア、フィリピン、マリアナ諸島、日本などに分布。

種小名の由来

属名 Mariana は原記載 (Pruvot-Fol, 1930) の冒頭に「Dédié à ma fille Marianne」(= 私の娘マリアンヌに献名) と明記されており、著者の娘マリアンヌに因む。種小名 rosea はラテン語で「薔薇色の、薔薇のような」の意で、原記載の体色描写「rose carminé」(= カーマイン薔薇色) に由来する。

補足

原記載において Pruvot-Fol は新属 Mariana を Tritoniidae 科に置いた。属名 Mariana は他の動物群で先取使用されていたため、後に Pruvot-Fol 自身が Marianina として置換命名した (author 表記の括弧書きはこの属名置換を示す)。和名「ナンヨウウミウシ」は原記載地のニューカレドニアを含む南洋 (西太平洋熱帯〜亜熱帯域) に分布することに由来。
References
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら