サーシャコヤナギウミウシ Janolus flavoanulatus Pola & Gosliner, 2019

サーシャコヤナギウミウシ Janolus flavoanulatus

Location
インドネシア>バリ島>パダンバイ>ジェティ
Date
2018/03/09
Size
30mm
Depth
13.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

体長は最大 50 mm に達するアエオリス型の種で、前方が最も幅広く、足の後端は背側の縁を大きく超えて細長く伸びる。触角は細長く 20〜25 段の横ヒダをもち、触角の間には強く屈曲する肉質突起 (カランクル) が発達する。眼は触角直後で半透明の体壁を通して 2 つの黒点として見える。背側突起は細長く、中央付近で大きく球状に膨らみ、表面に目立つ瘤状の小突起が密に並び、先端は鋭く尖る。背側突起は左右各 8〜12 列、1 列あたり 4〜5 本ずつ密に配列するが、配列は不規則。
体地色は半透明の白色。カランクル、頭部・背の中央前半、触角の後方および多くの背側突起の小突起は不透明白色。体軸の中央線には紫色の斑紋と斑点が並び、背の上にも同様の不透明白色の斑紋が散在する。背側突起の基部側半分は半透明の白色、その上に紫色の色素を伴う部分があり目立つ紫色の小瘤を備える。さらにその上に細い赤褐色の輪、続いて黄色の輪が現れ、頂端は半透明黄色の鋭く尖った先端で終わる。背側突起内の消化腺はチョコレート色〜赤褐色で多数の小さな黒点を散布する。触角は赤褐色で先端が白く、足の後端は紫色で外縁は半透明白色で縁取られる。

分布

模式産地はフィリピン。原記載時はフィリピン、パプアニューギニア、ソロモン諸島、紅海、インドネシア、バヌアツから記録され、オーストラリアからも観察例が報告されていた。

種小名の由来

種小名 flavoanulatus はラテン語の flavus (黄色) と anulatus (輪のある) の合成で、背側突起の頂端付近にある黄色い輪に由来する。

補足

近縁の Janolus tricellariodes および Janolus savinkini とは、本種の触角が赤褐色を呈し、背側突起に紫色色素と不透明白色の小瘤および明瞭な黄色い輪をもつ点で外見的に識別される。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Janolus flavoanulatus の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


タグ:
観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら