ネオンモウミウシ Costasiella fridae Fernández-Simón & Moles, 2023

ネオンモウミウシ Costasiella fridae

Location
日本>東京>八丈島>(旧)八重根港
Date
2018/06/28
Size
3mm
Depth
10.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体地色は半透明の白色で、背面は緑色の背側突起 が並ぶ。背面中央部の突起は白っぽく、周辺部は緑色。突起内部には白・青・黄の虹色細点が散在し、大型の突起ほど目立つ。突起の先端は白色。触角 は円柱状で、刺激を受けると球状に膨らむ。上部 2/3 は不透明な白色。眼の後方に楕円形の黒い帯が走り、これが本種の最大の識別形質。吻 には白い斑点が入る。体長は 3 mm 程度の小型種。

分布

模式産地はモルディブ・ファーフ環礁の Beyrufushi (水深 6 m)。熱帯インド-太平洋に広く分布し、南アフリカ、モルディブ、インドネシア、日本、グアム、ハワイから記録される。

種小名の由来

種小名 fridae は、メキシコの画家 フリーダ・カーロ (Frida Kahlo, 1907–1954) への献名。本種の眼の後方に走る楕円形の黒い帯がカーロの象徴である「つながった眉」を連想させることから命名された。

補足

オオアリモウミウシ科 (Costasiellidae) に属する。緑藻 Avrainvillea 属を食草とし、葉緑体を体内に取り込んで光合成を行う「盗葉緑体現象」を行う嚢舌類。原記載の標本は Avrainvillea sp. 上で産卵していた。

日本産の似た外見の個体は、これまで Costasiella iridophora Ichikawa, 1993 と同定されてきたが、Cunha et al. 2023 の分子系統解析では本種 (C. fridae) はどの既知種ともクラスタリングしない独立系統で、外見が似た Costasiella sp. 2 (cf. kuroshimae) や Costasiella sp. 1 とも遺伝的に大きく異なる (COI 類似度 79% 程度)。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Costasiella fridae の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら