ベニシボリ Bullina lineata (J. E. Gray, 1825)

ベニシボリ Bullina lineata

Location
日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>砂辺浄水場前
Date
2014/04/16
Size
10mm
Depth
1.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

卵形で薄く、白から淡黄色の半透明な殻に、ピンクから赤褐色の螺旋状の細帯が入り、帯の間には弓状に曲がる細い縦線が走る。殻長は 15〜20 mm 程度の小型種。軟体部は半透明の白色で、縁は青白色で縁取られる。近縁のミスガイ科ではほぼ失われている蓋を保持し、殻内に完全に引っ込めることができる、有殻巻貝と裸鰓類の中間的な形態を示す。

分布

熱帯・亜熱帯のインド洋から西太平洋にかけて広く分布し、南アフリカ、香港、中国、オーストラリア南東部、ニュージーランド、日本などから記録がある。熱帯域では潮間帯〜ごく浅い場所に現れるが、日本やニュージーランドなど温帯域ではやや深い海底で見られる。

種小名の由来

種小名 lineata はラテン語の lineatus(「線のある」「縞模様の」)に由来し、殻表面の螺旋状の線条模様を指す。1825 年に J. E. Gray が Annals of Philosophy 誌上で Bulla lineata として記載した。

補足

ミスガイ同様、ミズヒキゴカイ科の多毛類を食べる捕食性の貝類。
和名「ベニシボリ(紅絞り)」は 1843 年に武蔵石寿『目八譜』で「紅粉絞」として記録されている。江戸期から日本人に認識されていた種である。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Bullina lineata の解説・写真が掲載されています。

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