オオコノハミノウミウシ Phyllodesmium longicirrum (Bergh, 1905)

オオコノハミノウミウシ Phyllodesmium longicirrum

Location
インドネシア>バリ島
Date
2009/12/31
Size
100mm
Depth
17.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

大型のミノウミウシ類で、生時の体長は 13 cm に達する。体地色は黄色味を帯び、背面はより明るく、全身に褐色を帯びた円形の小斑が散布する。背側突起にも同様の、より暗くて縁でより強い斑紋がある。背側突起は左右対称に 8-9 列の比較的短く弱く湾曲した横列で並ぶ。突起は扁平でやや葉状、基部で締まり先端はやや尖り、最内 2 個が最大で長さは体長のほぼ半分に達する。両面とも肝葉により粗く瘤状で、突起先端に刺胞嚢を欠く。

分布

模式産地はインドネシア・セラヤル島の礁 (シボガ探検航海ステーション 213)、副地点はグロス・ケイ島西岸 Elat。原記載時はインドネシア東部の 2 地点から知られていた。現在はインド-西太平洋に広く分布し、オーストラリア (グレートバリアリーフを含む)、パプアニューギニア、フィリピン、日本南部からも記録される。

種小名の由来

種小名 longicirrum はラテン語 longus (長い) と cirrus (巻きひげ、付属突起) の合成で「長い付属突起をもつ」の意。本種を特徴づける、最内 2 個の背側突起が体長のほぼ半分に達する著しく長大な突起にちなむ。原綴は longicirra で、後年に属が Phyllodesmium に統合された際に属名の中性形に合わせて綴り変えられた。

補足

原記載では本種を新属 Myrrhine n. gen. の唯一の種として Myrrhine longicirra の名で記載した。属名 Myrrhine はアリストパネスの『リューシストラテー』に登場する女性名にちなむ。後の研究で MyrrhinePhyllodesmium に統合され、現在の組合せ Phyllodesmium longicirrum が確立した (組合せ表記の括弧書きは属移動を示す)。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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