コクテンチョウチョウミドリガイ Phanerophthalmus perpallidus Risbec, 1928

コクテンチョウチョウミドリガイ Phanerophthalmus perpallidus

Location
日本>東京>八丈島>ナズマド
Date
2016/07/12
Size
10mm
Depth
12.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

体長 8 mm 前後の小型のチョウチョウミドリガイ属。体地色は半透明〜白色で、側足葉と頭楯に褐色や緑褐色の小さな斑紋が散在し、外套膜上には赤橙色の小斑点が点在する。頭楯は三角形で後縁に小さな切れ込みを持ち、後縁部はやや明色か白色を帯び、矢印状を呈することもある。側足葉の縁には白い色素が豊富。眼は薄く透けて見え、その周囲は色素で縁取られる。貝殻は外在性で卵形、肩部は後方では発達せず、前後とも丸い。

分布

西部・中部太平洋。日本の琉球諸島からパプアニューギニア北岸、ニューカレドニア、フランス領ポリネシア、ハワイに及ぶ範囲で記録される。原記載時はニューカレドニア・ヌメア産の単一固定標本のみに基づいていた。タイプ標本は所在不明となっており、後の改訂でハワイ・マウイ島産個体 ZMBN 81693 がネオタイプに選定された。

種小名の由来

ラテン語 perpallidus (= 非常に淡い、青白い) に由来し、本種の淡く半透明な体色に因む。

補足

姉妹種である Phanerophthalmus lentigines は外見と解剖がよく似るが分子的に別種で、本種は西部・中部太平洋に限定的に分布する一方、P. lentigines はインド洋から西太平洋に分布する。両種はパプアニューギニア周辺と日本の琉球諸島では同所的に出現する可能性がある。潮間帯から水深 20 m 程度の浅い後礁・前礁・外礁帯で、砂底や礫底、硬基質上から得られる。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Phanerophthalmus perpallidus の解説・写真が掲載されています。

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