コハナイバラウミウシ Okenia babai Hamatani, 1961

コハナイバラウミウシ Okenia babai

Location
日本>静岡>大瀬崎>湾内
Date
2015/02/04
Size
5mm
Depth
19.0m
Water temperature
14.4℃

特徴

体長 3〜5 mm、幅 1〜2 mm の小型のドーリス類。細長い体型で外套膜縁が体側からはっきりと区切られる。外套膜縁には左右 9〜11 本の棍棒状で先の尖った乳頭状突起が並び、最前と最後の 1 本ずつは二叉する (最後のものは基部が太く膨らむ)。背面にも短い尖った乳頭状突起が 10〜14 本散在し、そのうち 3〜4 本は触角間から鰓後方まで正中線上に並ぶ。体表全体と乳頭状突起には微小な棘 (スピキュール) を含む。触角は大型の円筒形で上半分に 4〜6 枚の葉状板をもち、引き込めない。鰓は 7 枚の単純羽状で、肛門を囲んで半円形に並び、引き込めない。口触手は幅広く葉状。腹足は体より細く、前外側角は丸く、後ろは短く尖った尾になる。
体地色は淡い黄白色。背面の左右には外套膜縁に沿って濃緑色〜黒色の帯が走り、個体により濃淡がある。この帯は前方で触角基部を覆い、後方で鰓を囲んで尾の先まで続く。背面・体側・尾・鰓の中軸には不規則な緑色や橙赤色の斑が散る。触角は下半分が緑がかり、上半分は無色、中央に橙赤色の帯が入る。乳頭状突起はおおむね無色だが、最後の 1 対だけ黄色味を帯びることがある。

分布

模式産地は大阪府田尻町・淡輪の岩礁。原記載時は同所のみから記録されており、卵塊も同所で観察された。

種小名の由来

種小名 babai馬場菊太郎博士への献名。

補足

背面に乳頭状突起が密に並ぶ点で Okenia echinataOkenia opuntia に似るが、本種は淡黄白色の体地色に外套膜縁を縁取る濃緑色〜黒色の帯と、背面の乳頭状突起の数で外見的に区別される。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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