タチアオイウミウシ Notodoris serenae Gosliner & Behrens, 1997
- Location
- 日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>瀬良垣アウトリーフ
- Date
- 2003/04/29
- Size
- 90mm
- Depth
- 22.0m
- Water temperature
- 22.0℃
特徴
体は硬く蛞蝓型。生時の体長は100mmに達し、固定標本では58mm。体地色は鈍い白色〜灰色で、不規則な大小の低い黒色の疣と斑紋が分布する。前足は全体が黄色で、這う時には縁が背面側面から見える。鰓は黄色〜緑色で先端が黒色。鰓の周囲には3個の大きな硬い弧状の鰓外側突起があり、これは Notodoris 属の他種にはない本種独自の特徴。背面正中線上には黒色の隆起した稜が触角の前から後方へと走り、所々で疣に途切れる。各触角の側方には黒色の先端をもつ不規則な疣が並ぶ。触角は単純で平滑な鮮やかな黄色。頭部は角張り、黒色の先端をもつ不規則な疣の稜で強調される。口触手は2葉。分布
パプアニューギニア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、パラオ、ポンペイ、沖縄から知られる。種小名の由来
本種の初期標本を発見し、本研究を熱心に支援した Serena Jebb への献名。補足
水深10〜15mの外洋に面したサンゴ礁外縁部に生息し、石灰海綿 Leucetta chagosensis Dendy, 1913 を食べる (Gosliner, Behrens & Williams 1996 で L. primigenia とされていたのは誤同定)。Notodoris 属の他の3種 (N. gardineri、N. minor、N. citrina) はいずれも明るい黄色で重なり合う3葉の鰓被弁をもつのに対し、本種は灰色地で、3個の弧状の鰓外側突起をもつ点で容易に区別される。Notodoris 属から一時 Aegires 属に移されたが、現在は再び Notodoris 属に戻されている。和名「タチアオイウミウシ」は中野 2018 が提唱した。(詳しくは世界のウミウシブログを参照)
References
- Notodoris serenae Gosliner & Behrens, sp. nov., Gosliner T. M. & Behrens D. W. (1997). Description of four new species of phanerobranch dorids (Mollusca: Nudibranchia) from the Indo-Pacific, with a redescription of Gymnodoris aurita (Gould, 1852). Proceedings of the California Academy of Sciences 49(9): 287-308.
- ノトドリス・セレナエ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉. TBSブリタニカ.
季節性
撮影地
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タチアオイウミウシの写真
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