コトヒメウミウシ Goniodoridella borealis Martynov, Sanamyan & Korshunova, 2015

コトヒメウミウシ Goniodoridella borealis
Photographed by
arairai0722 新井 隆大
Location
日本>神奈川>葉山>芝崎海岸
Date
2024/01/21
Size
5mm
Depth
4.0m
Water temperature
17.0℃

特徴

体地色は半透明の白色
体表は白色の細点が密に覆う
背面正中線上に3本の隆起線があり、黄色くなる
また、外套縁も盛り上がり黄色くなる
背面後方には白色の伸長した突起が数本あり先端が黄色
触角は平滑で棒状。色は白色で先端が黄色

分布

日本海周辺

種小名

ラテン語の "boreale"(北方)に由来する。
日本海北部に生息するコトヒメウミウシ属の中で、本種が唯一の熱帯性代表種であり、冬には水温が北極域に達するため。

和名

Baba K. (1960) The genera Okenia, Goniodoridella and Goniodoris from Japan (Nudibranchia Goniodorididae). Publications of the Seto Marine Biological Laboratory 8(1): 79-83. [30 May 1960]. にて提唱されているが理由などは特に書かれていない。

補足

Goniodoridella borealisは日本海で記載されているため、太平洋側で見られる種が同種かどうかはDNAで確認が必要。仮に別種な場合、太平洋産がコトヒメウミウシとなる
References