ユビワミノウミウシ Abronica purpureoanulata (Baba, 1961)

ユビワミノウミウシ Abronica purpureoanulata

Location
日本>静岡>大瀬崎>門下
Date
2013/12/25
Size
10mm
Depth
4.0m
Water temperature
16.1℃

特徴

体長 6〜10 mm のミノウミウシ類の小型種。口触手触角平滑背側突起は長紡錘形で、各側 11〜13 列の単列斜列に並び、最大列で 4〜5 個。識別形質として、各背側突起の先端付近に紫色の帯、両触角と口触手にそれぞれ 2 本の紫色帯をもつ。地色は半透明の白色〜淡色で、頭部と背面には不透明な白色 (または黄色化) の細点が群れて散在する。腹足の縁には細い紫色線が現れることもある。消化腺は暗褐色。

分布

模式産地は紀伊・瀬戸。原記載時は紀伊・瀬戸、大阪湾・田尻、相模湾・葉山、瀬戸内海・向島、新潟・粟島、福井・Mera、敦賀湾から記録されており、「珍しくはない」と記述された。

種小名の由来

種小名 purpureoanulata はラテン語 purpureus (紫色の) + anulata (環をもつ) の合成で「紫色の環をもつ」の意。背側突起・触角・口触手の紫色帯にちなみ、和名「ユビワミノウミウシ」(指輪ミノウミウシ) もこれに対応する。

補足

同論文記載の Catriona pupillae (背側突起 4〜6 列・紫色帯なし)、Catriona signifera (背側突起 8〜9 列・背中に卵形の暗色斑) からは、背側突起列数の多さ (11〜13 列) と背側突起・触角の紫色帯で外見的に区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Abronica purpureoanulata の解説・写真が掲載されています。

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