オンナソンウミウシ Halgerda onna Fahey & Gosliner, 2001
特徴
体地色は半透明の白色で、外套膜の最外周は黄色の細い色帯で縁取られる。背面には小さめの突起が散在し、突起間を繋ぐ稜線は白色になる。背面には黄色のリング状の斑紋と、黒褐色の点状斑紋が散在する。触角は半透明の白色で、軸の内側に黒褐色の斑紋があり、褶葉は半分から先が黒褐色に染まる。二次鰓は白色で、軸の部分が黒褐色になる。体長は19mmに達する小型種。分布
模式産地は沖縄島の恩納村。日本(沖縄)からグアムにかけての西太平洋に分布する。種小名の由来
種小名 onna は、模式標本の採集地である沖縄県恩納村 (Onna-son) に由来する。標本は Bob Bolland 氏により恩納近海で採集された。補足
和名「オンナソンウミウシ」は種小名と同じく恩納村に由来する。本種を含む Halgerda 属は、Donohoo et al. 2023 による分子系統解析でツヅレウミウシ科 (Discodorididae) 内の単系統として支持されており、本種は中深部クレード (mesophotic clade) には含まれない別系統に位置する。References
- Halgerda onna n.sp., Fahey S.J. & Gosliner T.M. (2001). The phylogeny of Halgerda (Opisthobranchia, Nudibranchia) with the description of a new species from Okinawa. Zoologica Scripta. 30(3): 199-213. https://doi.org/10.1046/j.1463-6409.2001.00054.x
- Halgerda onna, Donohoo S.A., Villalobos S.G., Hallas J.M. & Gosliner T.M. (2023). Hyperdiversity of the genus Halgerda Bergh, 1880 (Nudibranchia: Discodorididae) with descriptions of fourteen new species. Marine Biodiversity. 53(3): 42. https://doi.org/10.1007/s12526-022-01334-9