チシオウミウシ Aldisa cooperi Robilliard & Baba, 1972

チシオウミウシ Aldisa cooperi

Location
日本>熊本>水俣>湯の児島
Date
2021/02/21
Size
30mm
Depth
10.0m
Water temperature
14.0℃

特徴

体長 20〜25 mm の中型のドーリス類。体色はレモン黄色〜カドミウムオレンジで、微細な黒色斑点が散在する (近縁の Aldisa sanguinea より斑点の密度は低め)。背面正中線上の黒色斑は小さく目立ちにくく、6〜11 個 (多くは 8〜9 個) が並ぶ。背面は密な低い顆粒状突起で覆われ、近縁の A. sanguinea と共通する質感をもつ。触角褶葉状、二次鰓は羽状で円形に並び体色とほぼ同色。口触手は耳状、腹面は淡色。

分布

模式産地は米国ワシントン州沖のウマティラ礁。北米側ではワシントン州・ブリティッシュコロンビア州バークリー湾から記録される。日本側は北海道尻岸内・青森県浅虫・陸奥湾・千葉県館山湾・相模湾・三重県菅島・大阪湾・天草富岡など、本州〜九州の太平洋側広域から記録される。

種小名の由来

種小名 cooperi は、Aldisa 属および北米太平洋岸後鰓類の研究を行ったアメリカの博物学者 James Graham Cooper への献名。Cooper は近縁種 Aldisa sanguinea Cooper, 1862 の記載者でもある。

補足

ワシントン州ウマティラ礁・カナダ・バークリー湾いずれの記録地でも橙赤色の海綿 (普通海綿類) を捕食しており、卵塊も同じ海綿上または岩面に 4〜5 回巻きの螺旋状に産み付けることが観察されている。
References
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学術データベース

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