ヨゾライボウミウシ Phyllidia carlsonhoffi Brunckhorst, 1993

ヨゾライボウミウシ Phyllidia carlsonhoffi

Location
日本>沖縄>慶良間諸島(黒島・渡嘉敷島・儀志布島・前島)>アリガー
Date
2010/06/04
Size
40mm
Depth
18.0m
Water temperature
25.0℃

特徴

体長8〜68mm、平均約36mmと大型になるイボウミウシ。地色は黒で、クリーム色の結節が並び、それぞれの頂部は黄色く色付く。背面には大きな円錐形の結節と非常に小さな丸い結節とが交互に並び、結節は連結してうねを作らない。中央の結節は7mm程度の高さに達することがある。触角は黄色で23〜26枚の葉状板をもつ。腹側の地色は淡い灰色で、足底には正中の黒い縦線が走る。口触手は2.5〜3mmと長く、円筒形で先端は鮮やかな黄色。

分布

西太平洋。模式産地はパプアニューギニア・マダンのバラクーダ・ポイント (水深12m)。ミクロネシア (グアム、ポンペイ、トラック)、フィジーからも記録がある。

種小名の由来

原記載 (Brunckhorst, 1993, p.39) の Etymology 段落は次の通り — "This species is named in honour of Mr Clay Carlson and Dr Patty-Jo Hoff." 種小名 carlsonhoffi は、グアムを拠点に多数の標本を提供した Clay Carlson 氏と Patty-Jo Hoff 博士の二人にちなむ複合的な献名。

補足

本種は 1993 年の Phyllidiidae 改訂 Records of the Australian Museum Supplement 16: 1-107 で新種記載された。原記載 Remarks では P. carlsonhoffi の特徴として、大きな円錐形の結節と非常に小さな丸い結節がうねを作らずに交互に並ぶこと、長く円筒形の口触手、足底の正中黒線が挙げられる (p.39)。同様に足底に正中黒線をもつ P. varicosaP. tulaP. elegans とは結節パターンで区別される。P. tula とは口触手の形 (本種は長く円筒形、P. tula は三角形)、陰茎の形 (本種は細長く、P. tula は球状) でも区別できる。
References
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