シロトゲウミウシ Onchidoris muricata (O. F. Müller, 1776)

シロトゲウミウシ Onchidoris muricata

Location
日本>北海道>羅臼>ロウソク岩
Date
Size
13mm
Depth
15.0m
Water temperature
??℃

特徴

体長は最大 14 mm 前後の小型のドーリス類。体地色は白色〜淡黄白色で、背面全体にイボ状の突起が密生し、各突起は表面に微小な絨毛状の細突起 (caryophyllidia) で覆われる。これにより体表全体がざらついた質感を持つ。

触角は短く葉状の薄板を持ち、地色と同じ。鰓は体地色と同じ半透明の単羽状鰓を 8〜12 葉、後背中央に円環状に配置する。岩礁壁面に貼りつくように見られる。

分布

北大西洋・北極海・北太平洋に広く分布する寒〜冷帯種。アイスランド、グリーンランド、ノルウェー、北海、英国、フランス、ロシア、米国 (アラスカ、メーン州)、カナダ、日本 (北海道〜本州北部太平洋岸) から記録される。

種小名の由来

種小名 muricata はラテン語 muricatus (鋭く尖った、刺のある) の女性形で、体表のイボ状突起にちなむ。

補足

Onchidoris Blainville, 1816 は被覆性コケムシ類を専食するドーリス類で、本種も主に Membranipora membranacea 等の被覆性コケムシ類群体上で見つかる。卵塊は黄色〜橙色の細い帯をリボン状に巻いて産み付ける。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Onchidoris muricata の解説・写真が掲載されています。

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