クロゴミノウミウシ Tenellia adspersa (von Nordmann, 1845)

クロゴミノウミウシ Tenellia adspersa

Location
日本>大阪
Date
2021/10/04
Size
3mm
Depth
0.1m
Water temperature
??℃

クロゴミノウミウシとは

ヨーロッパ起源で世界各地の汽水・淡水域近くに広がる超小型のミノウミウシで、半透明白色の体に黒〜暗褐色の細かな斑点が散る点で見分ける。

特徴

体長は最大 5–8 mm 程度の微小種。地色は半透明の白色で、体表全体に黒色から暗褐色の細かな斑点が散在し、種小名の語源にもなった「クロゴ(黒ごま)」状の見た目を作る。背側突起は太く短めで、列をなさず疎らに並ぶ。触角口触手はなめらか。

分布

原記載時はウクライナ・黒海沿岸のオデッサ周辺で得られた個体に基づき記載された。その後はヨーロッパのバルト海、イベリア半島北西部、英国諸島、地中海、そして広く外来導入による移入を含めて、北米・日本を含む世界各地の汽水域から知られる。岸際の汽水域や港湾、低塩分の淡海混合域に分布することが多い。

種小名の由来

種小名 adspersa はラテン語 adspersus(散布された、まきちらされた)に由来し、体表に細かな斑点が散る色彩模様にちなむ。

補足

ヒドロ虫類、とくに汽水域の Cordylophora caspia などを餌とし、しばしば付着生物として船底や港湾に移入される。
References

本書に掲載されています

西田和記. (2024). ウミウシの生態観察図鑑. 誠文堂新光社. 表紙

西田和記. (2024). ウミウシの生態観察図鑑. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Tenellia adspersa の解説・写真が掲載されています。

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