フタイロニシキウミウシ Ceratosoma bicolor Baba, 1949
特徴
幼体のうちは、正中線上に太い橙色の線がある外套膜周縁は紫色
「日本産ニシキウミウシ属の再検討」で、ニシキウミウシの変異Bとしてダイニニシキウミウシという和名が与えられているが、これはフタイロニシキウミウシの成体であろうと思われる
成体は、体色がクリーム色になり、大部分を橙色で覆われる
分布
日本補足
ニシキウミウシ Ceratosoma trilobatum の色彩型と考える研究者もいるが「日本産ニシキウミウシ属の再検討」で明確に種を分けているのでここでは分けて登録する。References
- フタイロニシキウミウシ(新稱), 生物學御研究所編. (1949). 相模湾産後鰓類図譜.
- 馬場菊太郎 (1989), 日本産ニシキウミウシ属の再検討(Review of the genus Ceratosoma from Japan (Nudibranchia: Chromodorididae)、貝類学雑誌Venus: the Japanese journal of malacology 48(3): 141-149
- フタイロニシキウミウシ, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック.
- フタイロニシキウミウシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉.
- フタイロニシキウミウシ, 益田 一. (2004). 海洋生物ガイドブック. 第7刷.
- ニシキウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- Ceratosoma bicolor, Helmut Debelius, Rudie H. Kuiter. (2007). Nudibranchs of the World.
- ニシキウミウシ, 中野 理枝. (2018). 日本のウミウシ.