クラサキウミウシ Verconia varians (Pease, 1871)
特徴
体地色は半透明の紫色。外套膜最外周は薄いピンク色の幅広い色帯で縁取られる。その内側には紫色の細線が入る。その内側は橙赤色。
背面正中線上には白色の斑紋が3箇所入る。この斑紋の入った場所は外套が横に張り出す。
触角は基部が半透明の紫色。褶葉縁は橙赤色。
二次鰓は半透明の白色で、軸が橙赤色になる。
Noumea シラユキウミウシ属から本属に移された。
学名読みはウェルコニア・ワリアンス。
体長15mmに達する。
分布
南アフリカ、レユニオン島、クリスマス島、オーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア、フィリピン、日本、マーシャル諸島和名
奄美大島倉崎に因むReferences
- キベリアカイロウミウシ, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック.
- キベリアカイロウミウシ, 小野 篤司. (1999). ウミウシガイドブック.
- キベリアカイロウミウシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉.
- ノウメア・ワリアンス, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- Noumea varians, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- クラサキウミウシ(新称), 中野 理枝. (2018). 日本のウミウシ.