シラヒメハナガサウミウシ Tritonia insulae (Baba, 1955)
特徴
体地色は白色から半透明の灰褐色。背面には白色と茶色の細線が横方向に入る。
体側には白色の細線が縦方向に入る。
背面、および体側も一様に白色のものも見られる。
背側突起は12対ほどで、前方のものは大きく、後方のものは小さい。
背側突起、触角鞘、触角とも基部は体地色と同じ色でその先は茶褐色になる。
分布
日本補足
相模湾産後鰓類図譜〈補遺〉では、背面は微小顆粒で密に被われ、とありまた鰓は朱色とある。図の特徴とも一致しないように思われるので Marionia sp. とするのが妥当ではないかと思われる。
References
- シラヒメハナガサウミウシ(新称), 生物學御研究所編. (1955). 相模湾産後鰓類図譜〈補遺〉.
- シラヒメハナガサウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- Marionia sp. 14 ?, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.