フイリレモンウミウシ Notodoris gardineri Eliot, 1906
特徴
体地色は黄色。背面全体に個体によって大きさや形に変異がある緑色から黒褐色の斑紋がある。
体表には小突起が散在している。
触角は小さく平滑で先端が尖る。色は黄色だが小さい個体では黒色になる。
二次鰓の前方には大きな3個のこぶ状の突起がある。
黄色のカイメン Leucetta primigenia を食べる。
体長100mmに達する。
分布
モルディブ、オーストラリア、パプアニューギニア、インドネシア、日本補足
Notodoris属から Aegires センヒメウミウシ属に移され、その後また Notodoris属となった。(詳しくは世界のウミウシブログを参照)
が、ゴスライナーらは Aegires のままとしている。
References
- Notodoris gardineri, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- キイロトラフウミウシ, 中野 理枝. (2018). 日本のウミウシ.
- Aegires gardineri, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.
- フイリレモンウミウシ(新称), 中野 理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版.