ノトアリモウミウシ Hermaea noto (Baba, 1959)
特徴
体地色は半透明の白色。頭部から背面にかけて赤茶色の縦線が数本入る。
背側突起は赤茶色で、先端が黄色から橙赤色に染まるが、これを欠くものも見られる。
触角は耳状。色は赤紫色で先端が白色になる。
10mmに達する。
分布
日本種小名・和名
模式産地の能登半島に因む補足
ハナアマモウミウシ Hermaea zosterae (Baba, 1959) の記載内容のほうが本種の特徴に一致するように感じるが、同種であろうとされているReferences
- Stiliger (Ercolania) noto BABA, n. sp. Noto-arimo-umiushi (n. n.)., Baba, K. 1959. The family Stiligeridae from Japan (Opisthobranchia-Sacoglossa). Publ. Seto Mar. Biol. Lab. 7(3): 327-334, pls 27-28.
- エビチャモウミウシ(仮称), 小野 篤司. (1999). ウミウシガイドブック.
- ノトアリモウミウシ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- ノトアリモウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- ノトアリモウミウシ, 中野 理枝. (2018). 日本のウミウシ.
- Hermaea noto, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.