アカネコモンウミウシ Goniobranchus collingwoodi (Rudman, 1987)
特徴
体地色は白色。外套膜最外周は紫色の線で縁取られるが、途切れたり、点状になるものも見られる。
その内側は白色の幅広い領域があり、その上に黄色や紫色の斑紋が入る。
背面中央部は赤褐色の斑模様で、その上に白色の細点が入る。
触角は基部が半透明の白色で褶葉部が褐色。先端は乳頭状に尖り白色になる。全体に白色の細点が入る。
二次鰓は褐色で白色の斑模様が入る。
80mmに達する。
分布
オーストラリア、ニューカレドニア、パプアニューギニア、インドネシア、マレーシア、中国、日本和名
日本産コモンウミウシ類 2種の分類学的研究にて提唱されたReferences
- Baba (1989), 日本産コモンウミウシ類 2種の分類学的研究(Taxonomical study on two species of the "aureopurpurea" color group of Chromodoris from Japan (Nudibranchia : Chromodorididae)、貝類学雑誌Venus: the Japanese journal of malacology 48(1): 21-26
- クロモドリス・コリングウオオディ, 殿塚孝昌. (2003). ウミウシガイドブック〈3〉.
- アカネコモンウミウシ, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- アカネコモンウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- アカネコモンウミウシ, 小野 篤司, 加藤 昌一. (2009). ウミウシ.
- Goniobranchus collingwoodi, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.